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フリースタイルボードを選ぶのであれば、おのずとソフトブーツを選択することになる。が、量販店で販売されているソフトブーツのほとんどはゲレンデでの使用を前提にしたものばかりであり、防水性はまず期待はできない。

山岳では靴の中が濡れることは深刻に受け止めなくてはならず、山岳用のプラスチック製ブーツのような高い防水性能が是非とも必要である。が、市販されているソフトブーツは造りがかなり貧弱であり、冬山で使うには不安なものばかりである。(よく考えてみれば、これは当たり前のことだが)


さて、ここであなたの脳裏に疑問が沸いていこないだろうか。エクストリームで活躍するトップボーダーたちは、では一体どんな靴を履いているのか、という素朴かつ明快な疑問である。市販のソフトブーツに防水性がないのであれば、トップボーダーたちの使っているソフトブーツを購入すればいい、と思うだろう。しかし驚くことに彼らの使っているソフトブーツも市販のものほとんど変わらないのである。"濡れにくい" ソフトブーツはあっても、"濡れない" ソフトブーツなど無いのである。逆に、これだけエクストリームボーディングがグラビアを華やかに飾っているにもかかわらず、防水性の高いソフトブーツが市場に出てこないその訳は、それだけをエクストリームボーディング人口が少ないという証明なのである。

話を元に戻そう。防水性の弱いソフトブーツに対処する方法として、できるだけ防水性能の良さそうな(?)製品を厳選して購入するか(高価なものには防水性を謳ったものも一部ある)、さもなくば「防水靴下」を購入して、内側から防御するという手がある。また、雪の不用意な侵入を防ぐ意味でも、ロングスパッツの併用は当然必要だし、シームシーラーなどでインナー縫い目の目止めなども対策のひとつとして加えておきたい。総じて市販のソフトブーツは防水性には乏しく、できる限り濡らさないということが、現段階でできる、精一杯の対処だろう。


ソフトブーツには種類がかなりあり、初めて購入する場合は非常に迷う。

足首をがっちりとホールドするタイプのソフトブーツは安定した滑りを提供してはくれるが、歩行にはあまり向かない。この辺りの兼ね合いを考え、購入時の基本として足入れがよく、または容易であり、そして紐やバンドを締めれば足首ががっちりホールドされる(締まる)ものをがよい。これだと歩行時には紐を緩めて足首の自由度を調整できる。また、購入時には必ず紐の縛り具合(締まり具合)も必ずチェックする。ほどけ易かったり極端に締めにくかったりするものも中にはあるので、この辺りは最要チェック項目である。できればインナーも外してみて、中の造りなども覗いて見るといい。意外にもインナーが貧相な造りだったりすることも多々あるから注意だ。

防水性の面からオススメしたいのは、やはりアルペン用ブーツ。しかしフリースタイルボードとは共有できないので乗り換えるとなるとかなりの出費となるのは必至だ。山で使うのだからと割り切るなら、オークションなどでUsed品を購入するのも手だ。


当然ブーツなどもアルペンタイプのものとなるが、その場合はボード用アルペンブーツではなく、「スキー兼用靴」をオススメしたい。このブーツはスキー用の山靴と思ってもらえばいいのだが、簡単な歩行とスキーの滑走の両方に使えるスグレモノである。山でスキーをする者のほとんどは、このスキー兼用靴を使っている。種類もかなり多く、けっこう安価なバージョンも出ているので選択も自由だ。もちろん山岳スノーボーディングにも使えるし、第一山岳用アイゼンの装着が容易である点は見逃せないポイント。これから山を目指すと言うなら、是非アルペンタイプに乗り換えてほしいと思う。

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