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白山フリークであるならば、小白水谷も押さえておきたい渓谷の一つ。
谷はある意味平凡で易しいが、長大な流程は白山主峰へと延々と延びており、源流二又を左 に取るならば、その先は 御前峰へと一直線 に向かうこととなり、格好の遡行ルートが出来上がることになる。
水量は右又の方が多く、前述した左又は伏流して涸れた谷になっていることが多い。小白水谷は当然日帰りではかなり厳しく、どこかで一日目を切り上げる必要があるのだが、どこでその一日目を終わらせるかが遡行の大きなポイントとなるだろう。小白水谷は水の調達に苦労するかもしれない。
小白水谷に入ってすぐに気付くのは、異様なほどの水の色だ。なんとも言えないこの "碧さ" は、多量の鉱物の含有を示している。飲んでも死ぬことは無いだろうが、腹を壊すこともあるので飲用は要注意。当然のこと、鉱物は煮沸しても成分に変化は起きない。
遡行は終始捲きに終始する。しかし白山の懐を東から貫く谷としての威厳は小白水谷にはある。特に未開拓と思われる、標高1900m手前の大滝 は今後の課題だ。時間を作って挑んでみるべき風格がある。ともかく小白水谷遡行を貫徹して谷を詰め上がり、直上ルートで 山頂に立った 時の気分は一際格別である。谷は平凡でも、見せ場は随所にちりばめられている。
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