ホーム ご案内 2702mとは お問い合わせ サイトマップ RSS
50ROUTE TOP

カシミール3D連動地図です [ 詳細 ]
尾上郷川に対する憧憬は、白山という山を知ったときから続いていた。

堂々としたこの渓谷名。奥深い谷群とそれを取り巻く無名の峰々。

白山は別山を水源とする一大渓谷を携える 尾上郷川 は、その末端を御母衣湖へと導いている。

遡行難易度の差は当然あれど、尾上郷川は数々の銘渓を派生させ、しかもどれもが流程が長く、溯行者にとってはきわめて手が届きにくい場所にある。そのためどの谷も原生の趣きが強く、溯行者はどっぷりと深谷の髄に浸ることができる。

そんな尾上郷川の中に、以前から気になっていた一つの支流があった。それが 小ワサビ谷(仮称) である。

出合から始める等高線の詰まり具合、峡谷を形成するにはあまりに条件が整いすぎた見事な水線の状態。いったいどんな谷なのかと思いをずっと巡らせていた。

谷は出合から連瀑で始まり、いきなりビビッドな遡行を強いられる。左岸にロープを延ばしてこれらを越えると、途端に谷は落ち着きを取り戻して原生の雰囲気を醸し出す。我らは右又の最奥1500mまで詰め上げ、支尾根上を漕いで、更に1497mピークをも越えて本流を下降した。

本流には落差40mほどの多段滝が豪快に瀑布を落とし(画像右)、当日の水量と相まってそれは見事に尽きる巨瀑ものだった(画像右)。

しかし尾上郷川支流の谷は水温が低い。試しに温度を測ってみると、12.6度をマーク。釜に漬かるなど地獄の沙汰と思える温度。夏の最盛期というのに驚く低さ。それだけ山の保水力が高いためなのだろう。滝下でのビレイはかなりの忍耐が必要だ。

なお、この支流には名前が冠せられてないということで、下流のワサビ谷から名前を拝借、小ワサビ谷にさせていただいた。

05
S M T W T F S
- - - - 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

Total:
Today:
Yesterday: