|
白山の岐阜県側に位置する一大渓流、尾上郷(おがみごう)川。
日照岳(ひでりだけ)から別山の稜線と、そこから南に三ノ峰、丸山、天狗山、大日ヶ岳を結ぶ長大な稜線に囲まれた、実に広大な山域をひとまとめにする。
尾上郷川にはこのカラス谷の他に、カラスの名が付く谷がある。カラスノ谷、カラスノウシロ谷がそれだ。
カラスとは漢字で「烏」と書くが、その意味は本来のカラスの他に、"つやつや黒々光る"という意味も指す。その言葉の如く、カラス谷は黒く、そしてよく磨かれた連瀑の剣谷である。
人それぞれ思いの差はあるだろうが、カラスの谷は、白山系の渓の中ではいちばんの剣谷だと思っている。滝の大きさと数の多さ、溯行の困難度などを総合的にとってしても、これだけ多くのデコレーションが施された渓はかつて無い。溯行において恐れを感じたことはそうあるものでもないが、カラス谷では確かにそれを感じた。
出合から豪快な滝群のオンパレード。釣り師の横行でトラロープなどがかかるところもあるが、安直な釣り師の力量はこんなもの。溯行者のルートファインディングは絶妙かつ先鋭的だ。
源流までなかなか息継ぎできない溯行が続く。どこの谷を下降するにしても、まずはカラス谷の溯行を完成せねばならない。帰りのことも考えて、日程には余裕が欲しい。また、あの咆哮としたカラス谷ゴルジュの中を下降したのは、我々が最初ではなかろうか。
 |
  |
|
|
|
|
|
|
| 05 |
| S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
| - |
- |
- |
- |
1 | 2 | 3 |
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 

|
|
|
|