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目附谷と書いてメッコダニと読む。
白山の中でも最大級の長さを誇る一大渓谷。下流部は堰堤群の増設によって壊滅的な状態だが、取水堰堤 から上部は未だ原始のままの姿を残す。
溯行における困難度は低いものの 名峰白山の奥深くを貫く谷 とあって、溯行を夢見る岳人は多い。
林道にはゲートがあり、開放されているかは不明。徒歩だと三時間ほどかかる。
目附谷に架かる金山橋を渡った地点から溯行を開始するのが玄人溯行の基本と言えるが、手前深谷からの捲き道をたどって、下流部域を一気にパスする方法もある。山道を二時間ほどで鳴谷手前の取水堰堤に到達できる。
目附谷には、「虹滝(画像上)」と「二重滝(画像下)」という二つの名瀑があり、どちらも豪快で一見の価値が有る。しかし山の幸豊富なこの目附谷も、横暴な釣り師たちの入渓によってことごとく荒らされてしまっていた。
「虹滝の釜のイワナは全部釣ったよ」。バケツいっぱいの尺モノイワナ見せびらかす、アホな釣り師の顔が今でも忘れられない・・・。「秘境目附谷」と紹介した某釣り雑誌を呪わずにはいられない。
今回は 源流を左に取り、小又を経て四塚山へ向かったが、真ん中の本流を辿れば自ずと七倉山の稜線に出る。そのどちらの谷も下流部とは渓相を異にした小気味よい連瀑が続いており、広大なお花畑と共に素晴らしい谷だった。
また余談だが1656m二又の右へ突き上げる、地図上の赤壁と書かれた谷も、短いながら 滝 や 廊下 などがあってお勧めだ。ここには人知れずたたずむ 水芭蕉の群生地 がある。
さて、これらどの支流を選ぶかは気持ち次第。白山の目附谷を溯行したことは、どの支流を辿ったとしても自慢に値する価値がある。
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