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位置的には、蛇谷本流右岸のトークズレ谷と岩底谷との間の"対岸"にある谷。地形図でも急峻な渓相と岩マークが描かれ、豪快な内容は一見してわかる。
花切谷は、蛇谷渓谷にあっては 登攀要素の高い連瀑沢 であり、"沢クライミング" の本領を如何なく発揮できる要素を持つ。ルート取り如何によっては、微妙なスタンス、シャワークライムを要求されて結構面白い。近辺の渓谷と比べると渓線は短いもののそれ故に傾斜がきつく、充実した溯行ができることは間違いない。
つめは 霧晴山(1,456.4m) へと向かい、そこからは湯ノ谷の支流か 支流無名谷 のどちらかを選ぶ。この谷を引き返すのは時間がかかって大変だろう。
蛇谷渓谷群の溯行時期だが、夏場は猛烈なオロロ(メジロアブ)の猛襲を受けての溯行になる。アブアレルギーのある方は特に注意が必要だ。溯行適季はやはり秋がいいだろう。できれば10月頃がいい。全山絶妙に彩られた、燃えるような紅葉を抱いての"もみぢ溯行"が楽しめる。
やはり蛇谷には秋紅葉の時期がいちばん似合う。そう思えるほど、この時期の周辺の山々は素晴らしい。白山でも数少ない穴場の山域である。
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