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瀬波川中流域から、大瓢箪(オオフクベ)山(1,549.1m)へ突き上げる急峻な支流。 また大瓢箪山のこの「瓢箪(ふくべ)」とは別読みでヒョウタンを指すが、山容がそのかたちをしているからだろうか。
ちなみに白山系北部、富山石川県境にも「瓢箪山」という名の峰が存在する。しかしどちらの山容も地形図面上でやっと瓢箪形の山容に近いことはわかるが、山容を裾野から見上げるかぎり、稜か峰か、判別し難いほど尾根は広く、どのようにしてこの「瓢箪」の名前がこれら山岳に与えられたのか、その考察に暇がない。
大瓢箪山へは、ずっと以前には登山道もあった。が、今は廃道になっている。最近地元有志たちの手によって、稜線付近まで手入れがなされたと聞くが、完全に藪に埋もれた登山道を再び切り開くのは容易なことではないだろう。
数年前にスキー縦走した際、稜線上のブナの木の幹に訪れた登山者の彫り込みを発見した。すでに廃道となって40年以上は経過していることを考えると、この彫り込みはそれ以前のものだろうか。
今でこそ自然保護の観点から素木に記念の意を彫り込むことなどなくなったが、奥美濃(岐阜滋賀福井県境一帯)のお伊勢参りに使われた多くの峠道には、そこで休んだ者の想いが"詩"として彫られていて興味深い。
地形図等高線が示すとおり、出合から小滝の連瀑で始まる。中流部に大滝も控え、滝の見応えはなかなかのもの。山頂からの展望は無いが、三角点は見つかる位置にある。
下山はやはり出発点に戻るのが賢明だろう。オフクベ谷をそのまま引き返してもよいが、隣の地獄谷下降と合わせれば、更に充実した溯行が完結することだろう。
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