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沢の小技集
 
僕が沢登りで使っている小道具の紹介。

防水ケース / 防水バッグ / ATCリーシュ / 水ホース / ハンディGPSデジカメウェス / 防護ゴーグル / プラコップ / 単眼鏡 / マルチスカーフ /

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防水ケース
沢登りは濡れる遊び。だから濡れてはいけないものには完全な防水が必要になってくる。

ビニール袋などのゴミ袋系は、「濡れる沢」では絶対にダメ。あれではすぐに穴が開く。

そこで僕が使っているのはやや高価だが、堅牢な「SEAL LINE エレクトロニックケース 」。

このケースは実に堅牢。シール部分にはウォーターバッグで有名なプラティパス社が使っているシールと同じものが採用されており、これによってほぼ完全な防水性能を実現。樹脂にはかなりの厚みがあるので摩耗にもかなり強いはず。

携帯など電子製品やヘッドランプ、後述するハンディGPSやカード、サイフなどを入れるといい。ただしブラブラぶらさげて使うことはおすすめしない。あくまでザックの中に入れて携行するのが基本。しかし長期間使っているとどうしても袋が曇ってくる。

一番小さなサイズ(0.5)で2300円ほど。このサイズで携帯が一個と小物が少々入る。用途に合わせて大きさをチョイスするといいが、大きいものは当然かさばりも大きいので注意。

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防水バッグ
ザックの中身はみんなどうなっているだろう。未だゴミ袋を重ねて防水してるのか?

軽量級の沢ならそれでも問題ないが、ぐっしょり濡れる谷では、ゴミ袋を幾ら重ねても役に立たないのは承知の通り。この際、長く使える防水バッグを購入してはどうだろうか。

僕が使用しているのは「モンベル・ドライインナーバッグ(50×100)」だ。

このバッグ、実はモンベルのシャワークライムパック専用のバッグなのだが、ウェルダー融着のうえに生地が210デニールと超厚手。そのため穴が開きにくく、トップの締まり具合が格段にいい。すなわち防水性が確実ということ。もちろん立体裁断モデル。また空気を入れておけばザックの浮力にもなる。

オレは遡行中出さない(滅多に使わない)ものだけをこれに入れて使っている。なんでも入れると出し入れがけっこう面倒だしね。

「Lサイズ」もあるが、日帰り(30Lくらいの)ザックなら、50×100サイズで十分だろう。

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ATCリーシュ
この携行法には賛否両論があるのは重々承知だ。

基本的にこうしたギアは、取り扱い説明に名言されていない使用法を行ってはいけない(なぜなら危険だから)とされている。それをよく理解した上でオレは使っている。

が、経験的にこの方法で使用中にトラブったことは一度もない。それより不意の落下紛失が幾度か防げた。確かに「落とさなければいい」という話だが、ATCはセッティング上とても落としやすいための工夫である。

ATCリーシュ」は、既成ATCのラックワイア部分に市販の細引きをセットするもの。いわゆる落下防止だ。

肝心なのはリーシュの長さだ。

オレはハーネスのラックにリーシュをガースヒッチ(プルージックノット)でセット、伸ばしたときにギリギリでビレイループ側に届くような長さにしている。こうすることで確保(あるいは懸垂)中に、ギアにリーシュが巻き込むというトラブルが起きにくい。

しかしトラブルが起きる可能性は拭えない。使用する際は十分な安全性確認を怠らぬ様に。リーシュを巻き込むと、最悪ロープを溶かして破断させる可能性がある。特に懸垂時は要注意。

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水ホース
源流部での水汲みに苦労したことはないだろうか。流れが浅かったり、持参のボトル口になかなか水が入らなかったり…。

こういう場合に重宝するのが「水ホース

単純なホースの切れ端だが、これがけっこう利用なのである。

例えば岩からしみ出ているような水でも、これを使えば飲むことも汲むことも簡単にできる。またどんな角度の水の流れでも自由にその方向を変化させられる。これを使うとホースに水を集めることになるので、結果として汲む時間も短縮できる。

長さは10cmもあればかなり十分(僕のは7cm)。端に紐を付けると落としにくい。それをはハーネスにでもぶら下げておくといい。

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ハンディGPS
これからの時代は沢にもハンディGPSが必要だ。このギアのおかげで限りなく正確な、ピンポイントな沢登りが実現できる。この際ストイックな気持ちはかなぐり捨てて、時代の流れを大いに受け入れてみてはどうだろう。

オレがチョイスしたのは米国「GARMIN社・geko301」という、軽量コンパクトモデル。重量はたったの88g。またgeko201というモデルでも構わない(約1万円安い)。

なおGPSを使うためには、緯線経線の書かれた地形図とマップスケール、PC、PCとデータ連携させるソフトが必要だ。

またハンディGPSは精密機器、濡れには弱いので沢では必ず防水ケースに入れての携行となる。

詳細な使い方はオレのサイトで勉強してくれ。⇒geko201&geko301の話

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デジカメウェス
沢で使うカメラもいまやデジカメの時代。

さて家に帰って撮ってきた画像を見てみると、レンズに水滴が飛んでいて、どのカットも「水滴ボケ」してしまっていた…なんてことはないだろうか。

レンズに水滴が付着していることは、デジカメの小さな液晶ディスプレイではなかなかわかりにくいし、指で拭ってもキレイには取れないもの。このまま撮れば、どのカットも水滴ボケになってしまう。せっかくの沢記録がこれでは台無しだ。

オレも当初はこのトラブルで泣かされた口だが、ちょっとしたアイデアで問題を克服した。

デジカメのストラップ先端に「ウェス(布きれ)」を付けておく。しかしこのウェスはただの布切れじゃなくて、洗車用の水拭き取りセーム皮。これを3cm角くらいにカットして、ストラップ先端に付けておく。セームは引き裂き強度が強く、手では切ることができないので、穴を開けたセームにストラップを通し、その先端でコブを作るだけで外れることはない。

セームは本来鹿の皮だが、人工セームの方が扱いやすい。とにかく吸水率が高いので一気に水分を拭き取ることができる。

購入はカーショップかホームセンターのカー用品売り場で。価格は1000円ほど。残りはみんなにあげよう。

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防護ゴーグル
藪こぎで目を突くという経験は、たいていの沢屋なら経験があるはず。しかしたいてい大事にならずに済んでいる場合が多い。

しかしそれは単に運が良かっただけで、けっして目を突かないという意味ではない。

目(眼球)を損傷するというのは考えれば怖いこと。たかが藪こぎなんて考えずに、真剣に安全策を取りたいものだ。

以前は「メガネ」タイプの「防護ゴーグル」を使っていたが、しまったり出したりするのが面倒で、結局使わずじまい…なんてことがあった。そこで常に出しておけるバンドタイプに切り替えた。

バンドタイプならヘルメットにあらかじめ装着しておいて、使う場面(高捲きなど)が出たら即座に装着できる。

画像は米国「Pyramex社製」に防護ゴーグル(V2G)。

歪みが無くて素材がポリカーボネイトなので強靱。しかも曇り止め加工もされ、UV99%カットの本格ゴーグル。2500円ほどで手に入る。是非サークルで揃えてみてはどうだろう。

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プラコップ
こんなもんは、以前は一切持っていかなかったが、あるとき持ち始めたら便利なことがわかってずっと持ってゆくようになった。

何の変哲もない「プラ(プラスチック)コップ」。

これに小さなビナをかけてぶら下げておく。もちろん用途は水を汲むこと、これに限る。溜まり水からボトルに水を入れるという場面でもプラコップは重宝する。

ハーネスなどにぶら下げておけば、歩きながらでも水を飲めるので便利。もちろん熱湯でも大丈夫だ。

口の中に虫が入ってきて慌てた時など、このプラコップが役に立つ。また水の濁り具合などもこれで確認できる。

購入する場合、百均は絶対ダメ。「スーパーで100円出して買う」のがベター。百均のものは耐久性が恐ろしく低い。またサイズは子供用の小さいやつをチョイスする。

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単眼鏡
要らないと言えば要らないモノだけど、あればあったでまた楽しいのが「単眼鏡」。

遠くの目標物を見る際に使うだけだが、肉眼では見ることのできない世界が広がるはず。時に思わぬ物体を発見してしまい、恐怖におののくことも…(汗)

倍率は大きい方がいいが、それに比例してサイズも大きくなるので注意が必要。10〜12倍くらいが妥当だろう。また手の平サイズがベスト。

外国メーカー品なら千円くらいからあるので、手頃な価格も魅力。ただし単眼鏡には防水性はまったく期待できないので、携行には工夫が必要だ。

ちなみに単眼鏡を覗く際は、覗かない片方の目は手で覆うのがポイント。こうすると疲れることなく遠望できる。

しかしいつも出すのを忘れてしまうのだが…。

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マルチスカーフ
虫がわんさかいる地帯や藪こぎでひどくむせ上がった記憶はないだろうか。

オレは笹藪こぎで咳き込んで死にそうになったことが幾たびかあるが…。

これを避けるためには口を塞げばいいわけだが、マスクをするわけにもいかず、いつもはバンダナを強盗風に口元に巻いて対処していた。が、長時間の藪こぎになるとズレ落ちて非常に厄介。

そんな時に見つけたのが「MILLET(ミレー)・マルチスカーフ」なるもの。色や模様がいっぱいあるので、お気に入りをチョイスしよう。

伸縮素材の筒状布きれ(?)だが、マルチと言うくらいにいろいろと使える。頭にかぶってスカーフにしたり、顔全体を覆って日焼け防止、寒いときにはネックウォーマーとか、いろんなことに使える便利もの。

遡行中はネックウォーマー状態であらかじめ首に装着しておき、藪に入ったり虫が多くなったら口に被せて使っている。生地がよく延びるのと、通気性が抜群にいいので息苦しさがない。

しかしこんな単純な仕様に対してびっくりする価格(2100円也)なのでそこがマイナス。生地があれば自分で作れるんだけどな…。

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