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沢の小技集
(3)
さて、下地処理が終わり、フェルト剥がしも終わり、あとは貼り合わせだけだ。その際のポイントは二つ。

● 貼り合わせ位置をミスらない
● 余った(飛び出た)フェルトのカッティング

である。まあ技術と言えば技術だが、今回の作業はフェルト剥がしよりはずいぶん楽な作業なので、大船に乗った気分でコマをすすめよう。

まず新聞紙を広げて、その上で作業すること。ボンドG17は床や衣服に着くとほとんど取れないので始末が悪い。また、面倒でも片足ずつ(一足ずつ)やった方が失敗が少ない。

フェルト、靴のクッションにボンドを塗る。塗る順番は乾燥時間の問題から、必ずフェルト→靴クッション側だ。

フェルト側にはあらかじめ下地処理がしてあるので、新しいボンドが乗っても新しく見えない場合があるので見落としは厳禁。塗り残しが無いように注意したい。

クッション側は入念に塗りたい。一度に全面を塗るのではなく、半分ずつボンドを落として塗り広げるといい感じで仕上がる。何度も書くが、塗りムラは厳禁。平均的に、またボンド膜ができるくらいの厚みで塗り広げる。



指で触ってくっつかないほどよく乾かす。夏場なら10〜15分、他の季節なら20分くらい必要かもしれない。ここは慌てず、指で触って乾燥の感触を確かめてみよう。

床に置いた切りフェルトの上に靴を合わせて貼り位置を決め、かかと側からゆっくり貼ってゆく。この時のポイントは、フェルトを親指と人差し指で挟んで、そこに靴を持ってくること。こうすると横位置がずれない。かかと側は気持ち出すくらいの位置にする。ピッタリ位置で貼り合わせると、必ず短く(足りなく)なってしまう。


一度貼った部分は完全に接着するので剥がれない。無理矢理剥がすと接着力が極端におちて話がややこしくなるので注意。貼り位置を決める時は十分に注意して慎重に行いたい。多少のずれは使用上問題ないよ。

貼ったらとにかく圧着する。ハンマーで叩いてもいいし、靴を履いてコンクリートの上で体重(僕は膝)を乗せるとか、角材を用意してその上に乗って体重をかけるとか、とにかく重量をかけて全体にまんべんなく圧着する。特に周囲は重点的に行うといい。





仕上がるとこんな感じかな。いい感じで余白が出てるね。



さて、切りフェルトのカッティング。

まずカッターの刃を新品にする。切れ止んだ刃を使うとかなり危険だ(経験者は語る)。


椅子や机の上に靴を置いて、出っ張った部分に直角にカッターの刃を当ててノコギリのように上下に動かして出っ張ったフェルトを切り上げてゆく。この時カッターの刃は長めに出しておくこと。意外にすんなり切れるのでびっくりすると思う。コツがつかめればあとは簡単だ。

ここでポイントなのは、フェルトに対して必ずカッターの刃を直角に当てることだ。切り進んでいくうちに、だんだんと角度が内側に入ってしまうので注意が必要。


また爪先部分は5mmほど故意に出っ張るようにして切り上げるのがミソ。爪先は一番減りやすいのでこのように切り上げると長持ちするし、クッションへのダメージも少ない。


くれぐれもカッターの扱いには注意すること。あまり力を入れるとカッターの刃が折れて自分に襲いかかってくるぞ。ゆっくりゆっくりギーコギーコと…。(※カッターの切り上げ方向に手は置かないこと)


完璧に切れれば、メーカー修理と同じ出来になる。自分事ながら思わず歓声があがることだろう。

すべて切り上げたら再びフェルトの周囲を入念に圧着しておこう。これで完璧。このまま2〜3日放置すれば完全接着される。また貼った翌日に使うというのはおすすめできない。

それと、梅雨時期や雨の日は貼り合わせはやめた方がいい。湿気の関係かボンドの乗りと接着が悪く失敗する可能性が高い。


おわり


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